fsed
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名前
fsed : フィールドの文字列の置換
書式
使い方とオプション
Usage
fsed [-e|-i] 's/<org>/<new>/<n>'... <file>
Option
-e -i
説明
ファイル <file> のフィールド <n> の中で、文字列 <org> を文字列 <new> に置換します。 <n> に ‘g’ を指定すると、全フィールドの指定になります。
-e オプションを使うと <org> を正規表現と解釈します。-i オプションを使うと大文字/小文字を区別しない正規表現になります。
置換指定は複数指定できます。この場合、-e/-i オプションは、正規表現を使う置換指定毎に指定する必要があります。
例(その1)
第1フィールドの tokyo を TOKYO に、第3フィールドの osaka をOSAKAに置換します。
$ cat data1 tokyo 1234 tokyo 5678 osaka 1234 osaka 5678 $ fsed 's/tokyo/TOKYO/1' 's/osaka/OSAKA/3' data1 TOKYO 1234 tokyo 5678 osaka 1234 OSAKA 5678
例(その2)
全フィールドの tokyo を yokohama に置換します。
$ fsed 's/tokyo/yokohama/g' data1 yokohama 1234 yokohama 5678 osaka 1234 osaka 5678
例(その3)
正規表現を使います。
$ cat data3 Tokyo 1234 tokyo 5678 TOKYO 7777 $ fsed -e 's/^[Tt]okyo$/東京/1' data3 東京 1234 東京 5678 TOKYO 7777
例(その4)
大文字/小文字を区別しない正規表現を使います。
$ fsed -i 's/^tokyo$/東京/1' data3 東京 1234 東京 5678 東京 7777
例(その5)
複数の置換指定を使います。
$ fsed 's/tokyo/横浜/1' -i 's/tokyo/川崎/1' data3 川崎 1234 横浜 5678 川崎 7777
例(その6)
置換指定の区切り文字 ‘/’ を置換対象にする場合。
$ cat data6 001 /home/MANUAL/TOOL/fsed.txt
data6 の中で、‘/’ を ‘-’ に置換する場合、置換指定の区切り文字を ‘/’以外の文字(本例では’,’)にします。この文字には、任意の ASCII 文字を指定できます。
$ fsed 's,/,-,2' data6 001 -home-MANUAL-TOOL-fsed.txt
区切り文字は ‘/’ のままにしておいて、パターン中の ‘/’ に ’' を前置してもよいです。
$ fsed 's/\//-/2' data6 001 -home-MANUAL-TOOL-fsed.txt
Version and Edition
Version : Tue Jun 18 19:00:37 JST 2019
Edition : 1
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