名前
email : SMTP クライアント(メール送信クライアント)
書式
使い方とオプション
Usage
email [options] mail_text
Option
--server <servername> (mandatory) --port <port> --auth <method> --domain <hostname> --from <mail_address> (mandatory) --to "<mail_address>..." (mandatory) --cc "<mail_address>..." --bcc "<mail_address>..." --display-from <display_name> --display-to "<display_name>..." --display-cc "<display_name>..." --reply_to <mail_address> --return_path <mail_address> --date <date_str> --subject <subject> --login <loginname> --passwd <password> --notify <mail_address> --attach <filename> --excel <excelfile> --verbose --debug
説明
SMTP クライアントとしてメールを送付します。
例
メールサーバー(211.13.204.15)の SMTP ポート(デフォルト 25)通信を行います。ログインは demo@usp-lab.com パスワードは Demo1234 です。エンベロープ情報は以下の通りです。
From demo@usp-lab.com To to_1@usp-lab.com to_2@usp-lab.com Subject テストメール Cc cc_1@usp-lab.com cc_2@usp-lab.com Bcc bcc_1@usp-lab.com bcc_2@usp-lab.com
添付ファイルは以下の通りです。
通常添付ファイル attach1 attach2 attach3 エクセルファイル book1.xls book2.xls
--verboseオプションで、送信終了時に先頭の宛名(to_1@usp-lab.com)を標準出力に出力します。
$ email --server 211.13.204.15 --port 587 \ --login demo@usp-lab.com --passwd Demo1234 \ --from demo@usp-lab.com \ --to "to_1@usp-lab.com to_2@usp-lab.com" \ --cc "cc_1@usp-lab.com cc_2@usp-lab.com" \ --bcc "bcc_1@usp-lab.com bcc_2@usp-lab.com" \ --subject テストメール \ --attach attach1 --attach attach2 --attach attach3 \ --excel book1.xls --excel book2.xls \ --verbose mail_text
備考
--server --from --to は必須です。
--domain を指定しない場合、ホスト名となります。
--to --cc --bcc は複数のアドレスを指定できます。アドレス群を " " (ダブルクオート)で囲み1引数として指定するか、複数回指定します。
例:--to addr1@domain1 --to addr2@damin2
--display_from は From フィールドに表示される名前を指定します。
--display_to は To フィールドに表示される名前を指定します。このオプションを指定する場合は、--to で指定されたアドレスと同じ個数の名前を指定する必要があります。名前を表示しないアドレスに対しては ! を指定してください。同様に、--display_cc は Cc フィールドに表示される名前を指定します。
例:--from demo@usp-lab.com --display-from デモアカウント -> From: デモアカウント <demo@usp-lab.com> 例:--to "to1@usp-lab.com to2@usp-lab.com" --display-to "宛先1 !" -> To: 宛先1 <to1@usp-lab.com>, to2@usp-lab.com 例:--cc "cc1@usp-lab.com cc2@usp-lab.com" --display-cc "CC1" -> エラーになります
--login、--passwd は SMTP 認証で用いられます。SMTP 認証は ESMTP のCRAM-MD5 / LOGIN / PLAIN に対応しています。サーバーが複数の認証に対応しているときは、この優先順位で認証方法を決定します。--auth <method> を指定した場合は以下のように認証方法を決定します。
--auth auto 上記の優先順位で決定します。(デフォールト) --auth server サーバーが応答してきた認証方式順位で決定します。 --auth cram-md5 CRAM-MD5 で認証します。 --auth login LOGIN で認証します。 --auth plain PLAIN で認証します。 --auth none 認証を行いません。
--return_path --reply_to を指定しないと、--from で指定したアドレスが自動的に指定されます。なお、--return_path を指定した場合、メールのエンベロープの MAIL FROM: が指定アドレスに上書きされます。
--notify は開封確認リクエストです。指定されたアドレスが Disposition-Notification-To フィールドに設定されます。受信側の設定によっては無視されることもあるので注意してください。
--attach では Content-Type が application/octet-stream になるのに対し、--excel では application/vnd.ms-excel になります。
なお、旧バージョンとの互換の為に --tenpu オプションも存在していますが、将来は削除される予定です。
メールの発信日時(Date フィールド)は自動的に現在時刻に設定されます。発信日時を変更したいときは --date <date_str> オプションを指定してください。<date_str> が Date フィールドに設定されます。なお、このオプションは Date フィールドを設定するだけで、実際の発信日時を変更するのではありません。
Version and Edition
Version : Tue Jan 12 23:07:38 JST 2021
Edition : 2
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