strcat
名前
strcat : 指定したフィールドのデータを結合する
書式
使い方とオプション
Usage
strcat [-e] <f>+"str"+<f>... <file>
Option
説明
ファイル <file> を読み込み、+ で結合指定したフィールドや文字列を結合します。結合しないフィールドも指定できます。フィールド指定には NF やNF-1 などの形式も指定できます。フィールド “0” はレコードそのものになります。
例(その1)
テキストデータの第2フィールドと第3フィールドを取り出して出力します。
$ cat data 0000000 浜地 太郎 0000001 鈴田 花子 0000003 杉山 武夫 0000004 白土 恵子 0000005 崎村 茂 $ strcat 1 2+3 data 0000000 浜地太郎 0000001 鈴田花子 0000003 杉山武夫 0000004 白土恵子 0000005 崎村茂
例(その2)
テキストデータの第2フィールドと第3フィールドを "_" で結合します。シェルが " " (ダブルクオート)文字を解釈するのでエスケープが必要です。
$ strcat 1 2+\"_\"+3 data 0000000 浜地_太郎 0000001 鈴田_花子 0000003 杉山_武夫 0000004 白土_恵子 0000005 崎村_茂
例(その3)
/ を使った例
$ cat data2 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8 $ strcat 1/3 4+5 6/NF-1 data2 1 2 3 45 6 7 1 2 3 45 6 7 1 2 3 45 6 7
例(その4) 0 を使った例
フィールド 0 はレコード全体を表します。
$ cat data3 1 2 3 1 2 3 $ strcat 3+2 0 data3 32 1 2 3 32 1 2 3
例(その5) 定数の埋め込みの例
単独の“文字列”のケース
$ cat data4 a b c $ strcat 0 \"d\" data4 a b c d
例(その6)
-e オプションを指定すると、文字列内の + <文字> は <文字> を表します。これにより、文字列内に " を使うことができます。
$ strcat -e '"ABC\""+1+"\"DEF"' data4 ABC"a"DEF
Version and Edition
Version : Tue Jun 18 19:00:37 JST 2019
Edition : 1
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