semwait
名前
semwait : 指定ファイルが存在するまで待つ
書式
使い方とオプション
Usage
semwait [option..] <path1> <path2> ..
Option
-a -o --less_than <n> --more_than <n> -s <sec> -t <time> --interval <ms>
説明
path1 path2 … のすべてが存在すれば正常終了します。存在しなければ待ちます。存在チェックは1秒おきに行われます。パス名にはワイルド・カード(* ? [])を用いることができます。その場合は、パス名を引用符で囲みます。
-t オプションを使って以下の4パターンの制限時刻を設定できます。制限時刻を過ぎたところでエラー終了します。
HHMM:時分 HHMMSS:時分秒 YYYYMMDDMM:年月日時分 YYYYMMDDMMSS:年月日時分秒
-s オプションを指定すると、現在時刻から <sec> 秒経過したところでエラー終了します。<sec> には小数を指定することができ、ミリ秒単位で指定することができます。
–interval オプションを指定すると、存在チェックの間隔が <ms> ミリ秒になります。
-a オプションはデフォルトです。指定ファイルのすべてが存在するのが終了条件になります。-o 指定のときは、指定ファイルのいずれかが存在するまで待ちます。
例(その1)
16時30分までファイル sem1 sem2 を待つ (16時30分01秒になったところでエラー終了する)
$ semwait -t 1630 sem1 sem2 || exit 1
例(その2)
5 秒間ファイル sem1 sem2 を待つ
$ semwait -s 5 sem1 sem2 || exit 1
例(その3)
存在チェックを 100 ミリ秒おきに行う
$ semwait --interval 100 sem1 sem2
例(その4)
sem1 sem2 のいずれかを待つ
$ semwait -o sem1 sem2
例(その5)
‘sem.’ から始まるファイルを10秒待つ
$ semwait -s 10 'sem.*'
例(その6)
‘sem.’ から始まるファイルが3つより少なくなるまで待つ。タイムアウトは 10 秒とする。
$ semwait -s 10 --less_than 3 'sem.*'
例(その7)
‘sem.’ から始まるファイルが3つより多くなるまで待つ。タイムアウトは10 秒とする。
$ semwait -s 10 --more_than 3 'sem.*'
Version and Edition
Version : Mon Dec 9 20:08:39 JST 2019
Edition : 1
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